RSE:プログラムの実行

リモートシステムエクスプローラを使ったプログラムの実行を紹介します。

3つの実行方法

RSEよりプログラムを実行するには、以下の3つの方法があります。

1.RSEサーバー・ジョブとして実行
2.バッチジョブとして実行
3.対話式ジョブとして実行

今回は、
a.画面無し・パラメータ無しのプログラム(TEST10R)
b.画面有り・パラメータ無しのプログラム(TEST11C)
c.画面無し・パラメータ有りのプログラム(TEST11R)
をそれぞれ用意しています。(全てスプールを出力するプログラムです。)

画面付きプログラムをSBMJOBすると実行できないのと同じように、
画面付きプログラムは「3.対話式ジョブとして実行」でしか実行できません。
それらを確認していきます。

1.RSEサーバー・ジョブとして実行


問題なく実行されました。
指定されたOUTQにスプールが出力されていました。


2.バッチジョブとして実行


こちらも問題なく実行されました。
ジョブ・ログからも分かるように、SBMJOBされています。


3.対話式ジョブとして実行


あえて、エラーにします。


対話式ジョブを実行するには、ジョブの関連付けが必要です。
STRRSESVR NAME(接続名)


実行キーを押すと、接続中となり、


下記画面になります。実行を待ち受けている画面です。


もう一度、実行します。


今度は実行されました。

少し補足すると、「STRRSESVR」を実行して接続が確立したタイミングでWDSCの環境と同じライブラリリストがセットされます。 (ジョブ・ログを見てもわかりますね。)


画面有りのプログラムの実行

画面有りのプログラムは、対話式ジョブでないと実行できません。
例えば、RSEサーバー・ジョブで実行すると、


エラーとなります。


対話式ジョブとして実行します。


5250画面に戻ります。実行画面が出ています。
後は、5250画面から普通に実行します。


対話式ジョブを終了するには、「対話式ジョブの保留解除」を選択します。


終了しました。


パラメータ付きプログラムの実行方法

パラメータ付きプログラムをパラメータ無しで実行してみました。
当然、(見慣れた)エラーになります。


実行(プロンプト)を選択します。


プロンプトを押します。


「パラメータ」にパラメータを入力します。
入力の仕方は5250のコマンドラインと同じです。


OKボタンを押して戻った画面です。


実行ボタンを押して、実行します。
今度はうまく実行されました。


指定された従業員コードを以下を印字するプログラムです。
パラメータが渡っていることが確認できました。


パラメータ付きの実行の手順を保管します。
「iSeriesコマンド」⇒「ユーザーコマンド」のプラスボタンをクリック


「通常」「バッチ」「対話式」と選択できます。
それぞれ「RSEサーバー・ジョブ」「バッチジョブ」「対話式ジョブ」の事です。


コマンド:にコマンドの文字列を入力し、次へボタン。


次へボタンを押します。
画像は省略してしまいましたが、フィルター名を入力して終了します


「パラメータ付TEST11R」というフィルタが出来ました。


右クリックして「実行」を選択。


実行されました。


プロパティを変えてみます


「実行時にプロンプト」のチェックを入れます。


実行すると、5250画面にプロンプトが表示されるようになりました。


以上で終了です。

(記事を書いた日:2014/06/10)